このことから、敏捷値によって命中補正が大きく変化することがわかりました。
しかし、具体的にどのように変化するのかは 比率のように としか予想することしかできませんでした。
今回、キャラ敏捷値≦MOB敏捷値 の条件の下で敏捷を変化させた場合の命中について検証してみることにしました。
【関連記事:Lv差による命中補正】
<検証条件>
・対象MOBとステータス タトバ鉱山B1 Lv70骸骨狂戦士Ex(敏捷値85)
・変化項目 敏捷値を15から85まで5ずつ変化させる
・試行回数 1000回
・攻撃スキル ⇒命中補正なし
・命中補正 なし
<検証結果>
敏捷値 | 命中回数 | 実命中率[%] |
15 | 363 | 36.3 |
20 | 480 | 48 |
25 | 538 | 53.8 |
30 | 616 | 61.6 |
35 | 623 | 62.3 |
40 | 664 | 66.4 |
45 | 683 | 68.3 |
50 | 696 | 69.6 |
55 | 727 | 72.7 |
60 | 758 | 75.8 |
65 | 757 | 75.7 |
70 | 791 | 79.1 |
75 | 810 | 81 |
80 | 813 | 81.3 |
85 | 782 | 78.2 |
<考察>
結果を見ると、敏捷差が小さいとほとんど命中の差が出ず、逆に大きいと大きな差が出ていることがわかる。
敏捷値がMOBよりも70低いだけでMOBへの攻撃ミスが頻発したが、逆に過去に検証した敏捷による回避補正−2では、敏捷差70程度で回避率に大きな違いはなかった。
このことから、敏捷による変化は比率によって変化するものではないかと考えた。
縦軸:実命中率[%] 横軸:(MOB敏捷値/キャラ敏捷値)
左図:直線近似方式 右図:指数近似方式
R^2指数的には指数近似方式がより近いようだが、比率6以上の検証データは無いため確実とはいえない。
そのため、比較的計算しやすい直線近似式の方を今回は取り上げることにする。
近似式) 敏捷による命中補正[%]=−9.6357×(MOB敏捷値/キャラ敏捷値−1)+78.8853
接点である78.8853は (100−Lvによる回避[%])≒20 と考えられるため、ここでは不問とする。
肝心の係数は9.5に近い値となっているが、10のようなきりのよい数字ではないためまだ確かではない。
そのため、今後は より詳細な検証を行う必要がある。
数年ぶりに金鯖から復帰し、色々と調べながらプレイしている者です。
このブログの回避命中関連記事を一読し、大変感心しました。
実際に狩りをする際、こちらのブログの計算式に沿って装備を整えてみたところ、概ね検証通りの結果が得られ、本当に驚きました。
黒在住なのでお手伝いできる事はないと思いますが、応援しています。