この記事は回避計算式について−3(考察編)の続きにあたります。
そのため、上記事を読まれた後 この記事の観覧をオススメします。
【検証@ 理論値との比較】
<条件>
・MOBとステータス 過ぎた栄光の展示場 Lv260幽霊鎧Ex
敏捷差(キャラ−MOB)を+100に固定
・変化項目@ G補正を含まずに、追加回避OPによる補正を+10、+15、+20、+25、+30
・変化項目A 運差(キャラ−MOB)を0、1000
・試行回数 1000回
・G補正
【結果@ 理論値との比較】
運差0の場合
追加回避率[%] | 回避回数 | 実回避率[%] | 追加回避率差分 実回避率[%] |
0 | 533※ | 53.3 | 53.3 |
10 | 654 | 65.4 | 55.4 |
15 | 686 | 68.6 | 53.6 |
20 | 739 | 73.9 | 53.9 |
25 | 822 | 82.2 | 57.2 |
30 | 853 | 85.3 | 55.3 |
運差1000の場合
追加回避率[%] | 被弾回数 | 回避回数 | 実回避率[%] |
0 | 12※ | 988 | 98.8 |
10 | 2 | 998 | 99.8 |
15 | 0 | 1000 | 100 |
20 | 0 | 1000 | 100 |
25 | 0 | 1000 | 100 |
30 | 0 | 1000 | 100 |
【考察@ 理論値との比較】
結果から分かるように、運差1000&追加回避率10%のデータは回避率99%以上(99.4%付近)、
運差1000&追加回避率15%以降のデータは回避率99.5%以上がそれぞれ確定していることがわかる。
追加回避率差分の実回避率の平均をとると54.78%になるため、基準回避率65〜70%あたりで回避率100%の境目であることがわかる=回避計算式について−3(考察編)の予想に準じることに。
【検証A 回避率100%付近について】
検証@と同様だが、変化項目を変更
・変化項目@ G補正を含まずに、追加回避OPによる補正を+11から+1ずつ+19まで(+15を除く)
・変化項目A 運差(キャラ−MOB)を1000に固定
【結果A 回避率100%付近について】
追加回避率[%] | 被弾回数 | 回避回数 | 回避率[%] |
10 | 2 | 998 | 99.8 |
11 | 3 | 997 | 99.7 |
12 | 2 | 998 | 99.8 |
13 | 1 | 999 | 99.9 |
14 | 2 | 998 | 99.8 |
15 | 0 | 1000 | 100 |
16 | 0 | 1000 | 100 |
17 | 0 | 1000 | 100 |
18 | 1 | 999 | 99.9 |
19 | 0 | 1000 | 100 |
20 | 0 | 1000 | 100 |
【考察A 回避率100%付近について】
結果から回避率が100%だと断定できる境目は判断できない。
しかし被弾回数が0回確認されたため、回避率99.5%以上は確実である。
追加回避率を除いた回避率は、結果@の平均により約54.8%
従って、運差1000以上 基準回避率が70%以上 の条件下では最低でも99.5%の回避率が保障される
ということになる。(実際の回避率は99.5%以上であるため)
【考察B 回避率の挙動について】
今回得られたデータを元に回避率100%と判断する計算について考えてみます。
100%に極めて近く 仮に回避率が99.9%だとした場合、1000回連続で回避する確率Aは、0.999^1000=0.36769・・・⇒約37%
10000回連続で回避する確率Bは、0.999^10000≒4.52×10^(−5)⇒万に一つの確率もない
確率Bで10000回連続で回避したら良いのではないか?と考えてしまうかもしれないが、回避率99.99%と仮定した場合、
0.9999^10000=0.36786・・・⇒約37% となるので、確実とはいえない。
厳密に回避率が100%となるのは、試行回数が無限回で被弾率が0 でしかない。
では回避率100%は実現しないのか?という疑問に対しては、過去の検証データが使えます。
【関連記事:運による回避補正−2】
上記の検証結果から、実際の回避率が私が提示している理論回避計算式に具体的な値となるデータが得られています。
正確にはEXP係数になります。
このEXP係数の変移が より正確となるように検証事例を重ねることで、理論回避計算式の信頼性が増し、その計算結果と実際の回避率を照らし合わせることで、実際の回避率100%がより確からしいものになる のだろう と考えています。
【まとめ】
・運差1000以上 基準回避率70%以上 で低くとも回避率99.5%は保障される
・より回避率100%を確からしいものとするには、もっと検証をする必要がある